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help リーダーに追加 RSS 肥満の認知行動療法【本】(の個人的感想)

<<   作成日時 : 2008/06/25 05:58   >>

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肥満の認知行動療法

臨床家のための実践ガイド

ザフラ・クーパー
クリストファ・G・フェアバーン
デボラ・M・ホーカー
(著)

小牧 元(監訳)

\4400+税

金剛出版

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良い本です。ただし、ある程度の専門家にとっては、です。
心理、栄養、医学、についての基本的な知識があって、人間の扱いに慣れているカウンセラーになら大変に役に立つでしょう。
無論、これからメタボ対策に忙殺される各種専門家の方が、この療法を使ってみたい、というスタンスのもとに読むなら、それも、それなりに役に立つでしょう。ただしこの本の中に多く存在する英語圏での文化的特徴を上手に日本文化という現実の場所に読み替えて適用する必要がありますから、その点はご承知おきを。

非専門家の個人が購入しても、投げ出す可能性が大きいです。私も自分のダイエットと体重維持についての経験がなければ、読み通すのは、若干辛かったでしょう。ただ、各種場面の実例(?)が多くあげられていて、それを自分に当てはめて、いろいろ考えることは有意義でした。私は、1度ダイエット(急激)に成功しましたが、1桁ヶ月しか低体重を維持できませんでした。2度目のダイエットは、ゆっくりと目標体重に達したばかりです。したがって、この本を読んで、体重維持のための技術は、ダイエットの最中から身につけ始めなければならない、ということを知ってかなり愕然としました。個人的にはこの点を知っただけでもこの本を買った意義はあったと言えます。

しかし、自覚症状の無かった方が初めてメタボの宣告を受けて、予備知識なしでこの本を買っても、あまり役に立たないでしょう。専門家が、初心者向けに、わかりやすく、日本の実例をたくさん使って書いたものが望ましいのですが、この本の翻訳にかかった手間を想像するだに、この療法が日本である程度普及するまで、素人向けの本は実現困難なのでは、と思うと、ちょっと残念です。

ただ「うつ」の認知行動療法についての分かりやすい本が出ていることから見て、そういった本を書くことが困難なのではなくて、そういった本を書くための良い実例を、数多く集める事が困難だ、ということです。この本も共著ですが、日本で、同様の手段で新書版に収まるくらいの素人向け入門書が早く出てくれたら、救われる方は非常に多いと思うのですが……。

2008/2/25
廣瀬_敏之

蛇足:

なお、私は放送大学の「教養学士」(統計でとりました)の資格しか持っておりません。同大学の大学院は垂涎の的ですが、残念ながら「入試」があるので、高校の英語で赤点を数多くとった私は語学で落とされるでしょう(嘆息)。入れればこの療法の、日本での実践的な適用法について勉強してみたくはあるのですが……。

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